出口汪の「最強!」の記憶術 出口 汪
出口汪の「最強!」の記憶術 出口 汪
水王舎 2015.4.30 224ページ
脳科学に基づく記憶術について書かれた本。
大学受験の現代文のカリスマ講師による、論理を駆使した記憶の
仕方や勉強の方法を紹介している。
特に気になったのは、丸暗記をする前に、一度理解し、整理していく
ことが大切だということ。もちろん反復作業も大事だが、
整理することで、今自分がどの位置づけにいるのか、あと何を
どれくらい記憶する必要があるのかも見えるとのこと。
整理するというのは、自分の脳のフィルターを通してまとめるから、
その段階で、脳に記憶としてひっかかりやすくなるのかもしれない。
記憶の仕方だけでなく、論理的な考え方についても学べた本だった。
■自分の中のひっかかり
・1時間以内に学習内容を反復すると、記憶が効率よく定義
・たえず自分の勉強法を見直す
・記憶力の土台は論理力にある
論理的な文章の三つの法則「イコールの関係」「対立関係」
「理由付け・因果関係」を知ること
・「軸」になることを記憶していかないと知識は増えていかない
・一度目の学習は、丸暗記ではなく、理解することを考える。
二度目の学習は一時間以内に行う。
・本当に大切なことは覚えようとせずに、理解し、整理していく。
→今自分がどの部分を記憶しているのかも理解でき、
あと何をどのくらい記憶しなければならないかもはっきりする。