どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事術 伊藤 嘉明
どんな業界でも記録的な成果を出す人の仕事術 伊藤 嘉明
東洋経済新報社 2015.8.21 p240
結果を出すための仕事術について書かれた本。
様々な有名外資系企業でよそ者として入ってきて、結果を出し続けてきた著者が、
仕事に対する考え方、取り組み方やリーダー・経営者の在り方について書かれている。
特に気になったのは、「自分でコントロールできないことに人生をゆだねるな」
ということと、知識より経験よりも「姿勢」が大事ということだった。
この言葉に出会ったとき、自分がコントロールできることに注力すべきと思ったし、謙虚や素直な姿勢を持っていれば、たとえ未経験でも新しい世界に飛び込んでも受け入れてもらえるということを思いださせてくれた。
素直で謙虚さをもった野心家になろうと思った本だった。
■自分の中のひっかかり
・よそ者の役割は、今までなされなかったことをすること
・話を聞くべきは業界人ではなく普通の人
・どんな業界でも必ずやるべきこと
1.顧客の見直し
「自分たちが本当に大事にすべき顧客は誰で、どこにいるのか。
そして、どうすればその顧客にアプローチできるのか」を
一度改めて考えてみる。
2.チャネル(流通経路)の見直し
チャネルから販売数を考えない。販売目標からチャネルを考える
・「勝てる戦い」をするため武器の棚卸しをする
・まずひとつ、小さくても、何かを動かす
・キャリアに偶然はなく、すべては必然である。出会いもチャンスも、
手に入れようという姿勢を持ち続けている人に訪れる
・自分のタイプは「0→1」か「1×2」か?
・ロールモデルを見つける
・社長になるには、マーケティング(販売戦略)、営業、
オペレーション(運営業務)を経験する必要がある
・全員がもっておくべき3つの武器
1.情報収集力 2.英語力 3.コミュニケーション力
・経営者は好かれることと嫌われることの両方ができて、初めて本物
・リーダーが学ぶべきは、宗教と歴史
・自分たちはできるという自信を持ち、勢いをつけるには、
必ず2連勝しないといけない
→そのための戦略を考え、実行することが、リーダーの役割