「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方 岩田 松雄
「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方 岩田 松雄
サンマーク出版 2012.12.5 12刷 p254
周りに推されてリーダーになるための考え方について書かれた本。
方向性としては、カリスマ性のある強く引っ張っていくリーダーというよりは、
普通の人が、人間力を高めていって、自然と周りから推薦されるようなリーダーを
見据えているので、自分でも意識していけば目指せるんじゃないかという気持ちに
させてくれる。
特に、「ありがとう」や挨拶を習慣にする。
リーダーが人間力を示せるのは、結局のところ日々の行動である
ということが印象にのこった。
他の人が見えない所での努力も必要とは思うが、挨拶や感謝などを
毎日自然と口にだせることもすごいことだと思うので、意識すべきは
ここからかなと思った。
こういうリーダー像もありだなと思わせてもらった本だった。
■自分の中のひっかかり
・人を治める前にまず、自分を修める必要があるのです。
・たくさんの挫折経験を持ち、苦しい経験を持った人こそ、
リーダーになるべきなのです。苦しんでいる人の気持ちがわかるからです。
・地位は権力ではなく、責任である。
人間を磨いておくことこそ、実はリーダーの最低条件なのです。
・トイレに行く姿まで常に見られていると意識する。
・人間として正しい判断をしなさい。
・リーダーが部下に愛情を持っていれば、自然に何をすればいいかが
見えてくる。
・シンプルでキャッチーなフレーズを作る。それは、チームや組織に
やろうとしていることを浸透させ、勢いをつけられることだと
思っています。
・大事なことは何度でも繰り返す。
・自尊心を傷つけない𠮟り方をする。
・何かを指摘するときは、まず褒めてから。
・常に「何か、困ったことない?」と声をかける。
・「人間力」が疑われるようなことをしてはいけない。