出世しない技術 梅森 浩一
出世しない技術 梅森 浩一
扶桑社 2004.10.1 p96
自分のために働き、かつ会社からも嫌われないやり方について書かれた本。
1000人以上もリストラしてきた著者が、会社のために働くのではなく、自分の
ために働き、なおかつ会社から愛されるプロの平社員を目指していくことに
ついて書かれている。
役職ができて、部下が増えて、精神的な負担が増えて・・と出世することで、
重くなることもある。
しかし、出世することで、大変だが自分のさじ加減で店舗をまわし、従業員たちを
守り、やりたい仕事が増えたという、制限されているが自由を楽しんでいる部分も
ある。
経験を積んでいろんなものに対する耐性、かわし方、楽しみ方、などを覚えて
きたから言えるのかもしれない。。
会社に留まり給料をいただけることに感謝を忘れずに、「会社に頼らない自分」を
意識するという一つの考えを学べた本だった。
■自分の中のひっかかり
・会社という土俵を借りて、給料をもらいながらも
「会社の看板とリスクで、他社(他署)にプレゼンテーションをする
・「肩書の偉い人」が、必ずしも「給料が高い人」ではない。
・あくまでも、目指すのは「会社に頼らない自分」を、
会社にとどまることで実現することなのです。