一生かかっても知りえない年収1億円思考 江上 治
一生かかっても知りえない年収1億円思考 江上 治
経済界 2011.2.7 p226
年収1億円を超える人たちの思考について書かれた本。
有名プロスポーツ選手から経営者まで、年収1億円超のクライアントを50名以上
かかえる著者が学んだ稼ぐための考え方について紹介している。
特に響いたのが、
親に感謝せよ。礼儀を忘れるな。長幼の序を守れ。
これがこの世の心理であり、愛される究極の秘訣である。
ということ。他にも響く言葉はたくさんあったが、感謝や礼儀が
まず大前提ということに、昔から言われている大切なことは、今も昔も
収入の格差で変わることではないんだなとほっとした。
それ以外にも今の仕事でも持つべき考え方など勉強になった本だった。
■自分の中のひっかかり
・「稼げる人」は切り替えが速い。
常に「長期の中での現在」という目が備わっているから損切も素早い。
・人は感情に流されやすい。だからこそ「数字」を見るのだ。
・なぜ、その事業をするのかを、きちんと胸を張って人に説明
できるかどうか。それをまず考えなさい。
・遊びでお金を浪費するのはかまわない。だが、ことビジネスでは1円たりとも
ムダ金を使ってはいけない。お金の使い方にメリハリをつけなさい。
・性格に合ったビジネスモデルがいちばん強いことを知りなさい。
・お客様の「期待値」を高めることのできる人が稼げる人になると同様、
「未来を見せられる人」が結果的に稼げる人になる。
・人間としての誠実さと、ビジネス上の誠実さは違うことを知っている。
「稼ぐ」ためには人間として誠実さが求められるが、事業家としての誠実さは、
稼いだ額で表現していくしかない。
・稼ぐ人は、稼げるポジションで仕事をしている。
・向かないことは絶対にしない。
・自信がないやつは嫌われる。